協立機電工業は主力事業の一つである産婦人科向け医療システムの運用基盤強化を目的に「BIGLOBEクラウドホスティング」を採用した。
拡張性や信頼性の高いクラウドに移行したことで、顧客ニーズやサービスの規模拡大にも迅速に対応できる環境を整備するとともに、システムの可用性を向上。
あわせて、既存システムのVPNと組み合わせることで、移行コストを抑えつつセキュアな環境を実現した。
さらに同社ではクラウドの活用を業務基盤にまで拡大を予定し、全社レベルでクラウドのメリット最大化に取り組んでいる。

医療情報システムの安定性を高め 運用とコスト負担の低減を図る

協立機電工業株式会社 事業本部 医療システム部 マネジメントグループ シニアマネージャー 小寺 浩二氏
協立機電工業株式会社 事業本部 医療システム部 マネジメントグループ シニアマネージャー 小寺 浩二氏

電気機械の総合商社として最適な設備機器を提供する協立機電工業。近年は、長年培った計測・診断・解析の技術を活かし、時代のニーズに応えるITソリューションの提供にも力を注いでいる。その代表サービスが、クラウド型産婦人科向け医療システム「iMedic(アイメディック)」および「AngelMemory(エンジェルメモリー)」である。
iMedicは携帯電話、スマートフォンやパソコンを使って、利用者が24時間365日受付を行えるインターネット予約システム。院内サーバとの連携にも対応する。
一方のAngelMemoryは診察中の胎児エコー画像・動画を記録し、パソコンやスマートフォン、携帯電話向けに配信するサービス。エコー画像・動画をメディアにコピーし配付する手間が不要になる上、妊婦はいつでも手元のデバイスで胎児のエコー画像・動画を確認できる。
重要な個人情報を扱う医療機関の特性を踏まえた安全対策も大きな特長である。「特にiMedicについては病院ごとに個別のルータを用いてVPN接続を実現。高いセキュリティレベルを確保しています」と同社の小寺 浩二氏は話す。
これら2つのサービスは同社が自前でシステムを構築・運用してきたが、サービスの普及に伴い、利用する病院数や利用件数が増加。「継続的にサーバの増設や保守、負荷分散制御などを図り、システムの安定稼働に努めてきましたが、人的・コスト的な負担が増大していました」(小寺氏)。
さらに、医療を支えるサービスだけに、高い可用性・信頼性も求められる。「システムの安定性を高め、災害時などでも止まらないサービスを実現することが急務の課題となっていました」と同社の尾堂 隆司氏は語る。

VPN環境を継承できる点を評価 サービスの継続性向上にも期待

協立機電工業株式会社 事業本部 医療システム部 システム開発グループ 課長代理 尾堂 隆司氏
協立機電工業株式会社 事業本部 医療システム部 システム開発グループ 課長代理 尾堂 隆司氏

こうした課題解決を図るインフラとして、同社が採用したのがIaaS型クラウドサービス「BIGLOBEクラウドホスティング」である。堅牢なデータセンターを基盤に柔軟なリソース提供が可能なことに加え、「サービスの柔軟性」が高い点を評価したという。
比較検討した他のクラウドサービスは使用できるルータやデータセンターにつながる回線に制約があり、顧客のインターネット接続環境に変更が必要で、技術的・コスト的な負担が大きい。それに対し、BIGLOBEクラウドホスティングはルータや回線の制約がなく、既存環境を継承することが可能※。
「これまで使っていたルータやお客様契約のインターネット回線をそのまま利用し、BIGLOBE側のデータセンターに接続することができます。VPN接続変更も弊社から再設定するだけで、これまでのVPN環境を維持することが可能です。これにより、高いセキュリティレベルを確保し、個人情報を厳格に保護できます」と小寺氏は選定の理由を述べる。
月間サーバ稼働率もSLA99.99%以上を保証しており、可用性・信頼性の点でも申し分ない。「システム停止のリスクを極小化し、医療を支えるサービスの継続性を確保できると判断しました」と尾堂氏は評価する。

※クラウドアクセスサービス(お客様指定回線)月額104,790円(税込)~

設備投資や運用保守作業が不要に サービス拡大にも柔軟に対応可能

協立機電工業株式会社 企画本部 情報企画部 グループマネージャー 山田 隆弘氏
協立機電工業株式会社 企画本部 情報企画部 グループマネージャー 山田 隆弘氏

現在、iMedicは全国70カ所の病院、AngelMemoryは50カ所の病院で利用されている。医療業務の情報システム化のニーズの高まりに伴い、利用件数も増加傾向にある。サービス基盤をBIGLOBEクラウドホスティングに移行後、およそ2カ月が経過したが、重大なインシデントの発生はゼロ。サービスを停止することなく、安定稼働を続けている。
懸案だった運用管理の負荷も大幅に軽減されている。従来はアラートが上がると担当者が即座に対応に当たらねばならなかったが、今はインフラの保守を行う必要がない。「ハード障害や機能拡張といった保守作業から解放されました」と尾堂氏は満足感を示す。
サービス品質の向上も期待できる。例えば、AngelMemoryは大容量のエコー画像・動画をオンラインで提供するサービス。利用者が増大すれば、システムはそれだけ多くのリソースを必要とする。その点、BIGLOBEクラウドホスティングは専用のコントロールパネルからメニューを選択するだけで、ディスク容量やCPU、メモリなどのサーバリソースを即座に追加することが可能だ。「数年先を見据えた設備投資を行う必要がないばかりか、サーバ調達・設定・検証などの作業も不要。お客様のニーズにも柔軟に対応できます」(小寺氏)。
トライ&エラーを容易に行える点も大きなメリットである。必要なリソースを確保すれば、機能追加などに伴う検証環境も即座に構築できるからだ。「サービスを進化させていくための投資やリスクを最小限に抑えることができます」と尾堂氏は述べる。
さらに同社では、iMedicおよびAngelMemoryといった外販サービスだけでなく、営業支援や修理依頼システムなど同社の業務に欠かせないシステムもBIGLOBEクラウドホスティングへ順次移行していく予定だ。「不要なサーバを持たず、サーバの集約率を高めていけば、今後の運用によるコスト削減効果も見込めます。また、運用の効率化、BCP対策を視野に入れたサービス継続性を考えた場合、自社運用より堅牢なデータセンターのクラウドで運用したほうがリスクを低減できるはずです」と同社の山田 隆弘氏は期待を寄せる。
BIGLOBEクラウドホスティングの活用により、主力事業の一つである産婦人科向け医療システムの基盤強化を実現した協立機電工業。「今後はクラウド基盤の有効活用を促進し、運用の効率化とサービス基盤の強化をさらに進めていきます。また、業務系システムについても、クラウドを活用したモバイルワークを推進し、“攻め”の営業を支援していきます」と話す山田氏。同社のビジネス戦略を支える基盤として、BIGLOBEクラウドホスティングは重要な役割を担っている。

図 「BIGLOBEクラウドホスティング」を活用した医療情報システムのサービスイメージ

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