DM(ダイレクトメール)の発送代行サービスを展開するディーエムリサーチセンター。同社では、システムの老朽化に伴い、DM配送の受付から実施までを管理する「発送管理システム」を「BIGLOBEクラウドホスティング」へと移行した。
これまでオンプレミス環境で構築・運営してきたシステムをクラウド化することで、信頼性の確保や開発期間の大幅な短縮に加え、インフラ導入・運用コストの大幅な削減にも成功している。

システムインフラ環境を一から見直し、全面的に更改

株式会社ディーエムリサーチセンター 取締役 営業本部長 佐藤 尚一郎氏
株式会社ディーエムリサーチセンター 取締役 営業本部長 佐藤 尚一郎氏

企画から印刷、発送、データベース構築・管理まで、DMに関連するあらゆるサービスを展開するディーエムリサーチセンター。同社は企業のカタログなどのDMツールを一元的に管理する事業を展開している。各種学校の担当者や企業・団体の各担当部署がオンラインで配送先の指定を行うだけで、封入や発送の代行を行う仕組みだ。

その受付から配送までを管理するのが、同社が自社開発した「発送管理システム」である。早くからWeb(ブラウザ)経由で発注ができる仕組みを取り入れるなど、常に業務の効率化と顧客の利便性を高めるための改善に取り組んできた。

ただし、従来のシステムを構築してから年数が経過し、ハードウェアが老朽化したことにより、トラブルが発生するリスクが高まっていたという。

「現在、発送管理システムの登録ユーザ数が増加傾向にあり、それに伴い受注件数も膨大になってきました。万が一、システムが使えなくなってしまうとお客さまの業務に大きな支障をきたしてしまい、当社の損害にもつながりかねない状況でした。そのため、ハードウェアのリースアップを機会に、全面的な更改を行うことにしたのです」と同社営業本部の佐藤尚一郎氏は振り返る。

運用コスト、セキュリティ、信頼性を要件にインフラを選定

システムの再構築に伴って同社が重要視したのは、システムインフラの「運用コスト」「セキュリティ」「信頼性」という3つの要件だった。
「時間とお金をかければ、セキュリティが強固で、信頼性の高いシステムを構築することは可能です。しかし、システムの構築・運用に手間やコストをかけてしまえば競争力を持った価格でサービスを提供することが難しくなります。

一方、セキュリティや信頼性にあまり配慮しなければ低コストでシステムを運用することも可能ですが、脆弱なシステムインフラではサービス品質の低下を招き、お客さまの信頼を失うリスクが高まります。こうしたすべてのトータルバランスを考え、選択したのが『BIGLOBEクラウドホスティング』でした」
(佐藤氏)。

同社では、新システムの導入検討にあたり、「オンプレミスでのシステム運用」と「占有タイプのレンタルサーバ」そして「BIGLOBEクラウドホスティング」という3つの比較を行った。
「新たにサーバやストレージを調達し、すべてオンプレミスで自社運用するのは初期導入費用の負担が大きく、ネットワーク接続回線やUPS(無停電電源装置)などの維持費、運用管理の人的なリソースを確保する必要があります。その結果、一番コストがかかるという試算になりました」と佐藤氏は語る。

一方、レンタルサーバは、初期導入コストや設備の維持費、運用管理の手間やリソースなどが不要となり、オンプレミスでシステムを運用するのに比べればコストは抑えることができる。
しかし、セキュリティや信頼性を確保するとなると占有タイプのサービスを選択する必要があり、将来的なトラフィック増を見込んで、ある程度の余裕を持ったハードウェア構成を選択しなければならない。

「その点、クラウドホスティングは、システムを稼働させながら将来的なシステム拡張も容易なので、初期コストを抑えたスモールスタートが可能だという結論に至りました」と佐藤氏。
「セキュリティと信頼性という要件についても、VMwareという業界標準的な信頼性の高い仮想化技術でサーバ環境が構築され、SLAで99.99%という稼働率が保証されている点。そして何よりもビッグローブという業界のリーディングカンパニーが提供するサービスであれば安心して利用できると判断しました」と続ける。

実際、システムの移行時も顧客に「BIGLOBEのクラウドサービスを利用する」と説明するだけで、細かい説明をしなくても納得してもらえたという。

図 「BIGLOBEクラウドホスティング」活用した、ディーエムリサーチセンターの新しい発送管理システムイメージ

クライアントの各担当者がオンラインで配送先を指定。封入・アッセンブリ・発送の代行を行うサービスの受付から配送までを「発送管理システム」で管理している。

短期間の導入を実現し安定的な運用が可能に

BIGLOBEクラウドホスティング」を導入したことにより、同社ではさまざまな効果を享受しているという。

「ハードウェアの購入や設定が不要になり、運用コストを90%以上削減できました。また、これまでシステムの運用・保守に必要だった手間や時間、人的なリソースを他の業務へと振り向けることができるようになったことで、数字としては見えにくいコスト削減効果も実感しています」(佐藤氏)。

また、導入期間についても自社運用していた時に比べて大幅に短縮された。これまでシステムを構築する際はハードウェアの選定後、OSやアプリケーションをインストールし、さらにチューニングを加えるという作業を行っていたが、BIGLOBEクラウドホスティングの場合は申し込み完了後、すぐに利用開始できるため、数カ月間も構築や開発期間を短縮できた。

「クラウドホスティングでは、1つサーバイメージを設定すれば、新規に同じサーバを複製することも簡単にできます。そのため、新しいシステムに向けたアプリケーションを開発する際にも、テスト環境を複数設けて確認したうえで、本番環境へと移行できました」と佐藤氏は語る。

これらに加え、システムインフラの運用をすべてビッグローブ側が行ううえ、CPUの割り当てやディスク容量・メモリ容量の設定変更が管理画面上から簡単にできるようになり、運用管理に関わる負担も大幅に削減されたという。

「ビッグローブという信頼できるパートナーと、柔軟で信頼性の高いインフラを得たことで、当社はより戦略的なコア業務に集中できるようになりました。今後も業界に先駆けたサービスを積極的に展開していきたいですね」と意気込みを語る佐藤氏。同社では、新システムをベースにさらなる顧客サービスの向上を図っていく考えだ。

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