今やすっかり普及したスマートフォンをはじめ、iPad AirやKindle Fire HD、Surface等のタブレット端末の普及も更に加速しています。BtoCのウェブサイトだけではなく、BtoBのウェブサイトにおいても、これらスマートデバイスへの対応は必須となっています。 2014年8月29日に大阪で開催した本セミナーでは、ウェブサイトのマルチデバイス化について、直近の事例をもとに、プロジェクト成功のためのヒントをご紹介しました。

第1部
マーケティング視点で見るこれからの企業サイトに求められる役割

講師:株式会社アリウープ
代表取締役 河野 吉雄 氏

第1部は株式会社アリウープ代表取締役の河野氏より、「これからの企業サイトに求められる役割」について実際の企業サイトリニューアル事例も取り上げながらお話いただきました。

河野氏はまず現在の企業サイトの現状について言及。
「90%以上の企業がWebサイトを持ち、スマホサイトも年々保有率が高まっている中、単にWebサイトを保有しているだけでは差別化につながらない」と指摘しています。

これからの企業サイトに求められるものとして

(1)デバイスの多様化や多言語対応など「Webへの接触機会の拡大」
(2)SNS連携やスマホアプリ化など「Webコンテンツの複雑化」
(3)課題分析、戦略策定、効果測定など「Web投資拡大による費用対効果の追及」

の3点を挙げています。

課題分析、戦略策定の事例として大手不動産関連企業のサイトリニューアル、コンテンツリニューアル後の効果測定、課題抽出の流れの事例として大手エネルギー関連企業のサイトリニューアルについて、それぞれ背景や検討ポイント、実施項目などをご紹介いただきました。

第2部
国内トップクラスの導入実績を誇るWebRelease2。
その選ばれる理由とは?

講師:株式会社フレームワークスソフトウェア
代表取締役 桝室 裕史 氏

第2部は株式会社フレームワークスソフトウェア代表取締役の桝室氏より、550社超の導入実績を誇る同社が開発元のCMS製品「WebRelease2」をご紹介いただきました。

桝室氏によると、CMS選定時にあまり留意されないアーキテクチャやベンダーのビジネススキームが実は重要で、この視点を欠いたままCMSを選ぶと「PCコンテンツをスマホへ再利用できない」「予算超過・スケジュール遅延・仕様の過不足」「導入後に外注先が限定される」「ページが増えると動作速度低下」などの問題が起こることが少なくないとのこと。

そこで同氏はこれらの問題を解決するCMSとして「パッケージタイプ」「テンプレート+リポジトリ型」といったWebRelease2の特長を解説、実際に一度の更新でPC・スマホ両サイトが更新されるマルチデバイス対応のデモを披露しました。また大手企業や大学、官公庁への導入実績を紹介、数万ページで安定稼働の事例も多数あると話しました。

第3部
徹底解説!「PC + スマホ」サイトリニューアルプロジェクトの実際

講師:株式会社ネクストページ
代表取締役 藤中 元博 氏

第3部は株式会社ネクストページ代表取締役の藤中氏とテクニカルディレクター山方氏が登壇し、CMSの選定方法や構築時に気を付けるポイントについて事例とともにご紹介いただきました。

CMS比較をする際に機能等で○×表を作ることも多いですが、これだけの情報で判断するのは非常に危険なこと。例えば、操作画面の分かりやすさ、使い勝手、CMSの動作速度など、○×表に載ってこない情報を見落とす危険性があるとのことです。

また構築時のポイントとして山方氏は「何でもできるは何もできない」と指摘。
レアケースを想定し、あれもこれも対応できるようにすると、結局は設定項目が増えてしまい運用負荷につながってしまう。CMSに任せるという割り切りも必要と語っています。

第4部
ビッグローブがご提供する「クラウドCMS」最新導入事例

講師:ビッグローブ株式会社
クラウド・スマートサービス事業部 小山 悟

第4部はビッグローブ株式会社の小山が企業サイトの運用プラットフォームの選び方と、マネージド型クラウドCMS「BIGLOBE Webホスティング Pattern Style CMS」の導入事例についてご紹介しました。

企業サイトを支えるプラットフォームにおいては、可用性、拡張性、セキュリティ対策などの運用ポリシーの設計と確実なオペレーションが求められており、特にOSやミドルウェア、CMSといったソフトウェアには、バージョンアップや脆弱性対応を継続的に実施する体制が必要と指摘。

BIGLOBEのクラウド型CMSサービスは、業種を問わず多くの企業で導入されており、その導入効果として、マルチデバイス対応やアクセシビリティ対応といった利用者側のメリットの他、「システム管理者の運用負荷の軽減」や「運用ルール統一による生産性や品質の向上」といった運用側のメリットも大きいと説明しました。

最後に、導入検討の際はプロジェクト計画や社内稟議からご支援可能と述べ、全セッションを終えました。

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