パークの楽しさと世界観をWeb上で再現

株式会社ユー・エス・ジェイ様

テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン©」では、家族皆が楽しめる新エリア「ユニバーサル・ワンダーランド」のオープンを機に、オンラインマーケティングを強化。その魅力を疑似体験できるコンテンツのほか、スマートフォンやソーシャルメディアを活用したサービスを展開している。その基盤に活用されているのが「BIGLOBE Webホスティング」だ。また、ビッグローブでは、総合ISPとしての経験・ノウハウを生かし、コンテンツの企画から設計・開発・管理についてもサポートしている。

新ファミリーエリアのオープンを機にオンラインマーケティングを強化

田村 考 氏
田村 考 氏
株式会社ユー・エス・ジェイ
マーケティング本部マーケティング部
デジタルマーケティングマネージャー

アジア屈指の人気と規模を誇るテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」。ハリウッド映画の世界観を余すところなく体験できるほか、映画の人気のキャラクターが数々のショーやアトラクションに登場。家族で楽しめるファミリー・エンターテインメントを提供するテーマパークとして絶大な人気を誇り、年間を通して多くの来場者が訪れる。

その人気を支えているのは、常に新たなことに挑戦するチャレンジ精神だ。パークでは、開業以来、ゲストに対して常に驚きや楽しさを提供する工夫を欠かしていない。

2012年3月には家族皆が楽しめる新エリア「ユニバーサル・ワンダーランド」が新たにオープン。それに合わせてWebを活用したオンラインマーケティングの強化に取り組んだ。

「より詳しい情報を提供し、パークの世界観をより深く理解してもらうのが狙いです。そのためには新たな施策が必要。Webなら多彩な表現が可能で、付加価値の高いサービス提供が可能と判断しました」と同社 マーケティング本部 マーケティング部 デジタルマーケティング マネージャーの田村 考氏は述べる。

具体的にはクレイアニメ(粘土で作った造形物を1コマずつ撮影する方法)を使ったリッチコンテンツで「ユニバーサル・ワンダーランド」をWeb上に再現。ゲーム要素を取り入れた仕掛けで人気キャラクターと遊び、エリア内を疑似体験できるようにした(図1)。チケットを申し込むと、人気キャラクターから招待状も届く。「どんな施設やアトラクションがあるのかを疑似体験できるので、親子で楽しみながら『ユニバーサル・ワンダーランド』の魅力に触れられます」と田村氏は話す。

図1 テーマパークを疑似体験できる 「ユニバーサル・ワンダーランド」 と図2 スマートフォンを活用したパーク内サービスの一例

また会員数270万人を誇る公式ファンクラブ「Clubユニバーサル」へのメールでの情報提供、ソーシャルメディアを活用した情報発信にも工夫を凝らし、長期的な顧客とのリレーション形成を図っている。「例えば、FacebookやTwitterでイベントやキャンペーンの模様をリアルタイムに発信。ゲスト同士のコミュニケーションによるクチコミ効果でイベントがさらに盛り上がります。ソーシャルメディア上のパークの公式アカウントの利用者数は累計20万人以上にのぼります」(田村氏)。

さらにパーク内でのサービス向上にも注力。「スマートフォンのGPSと連動したスタジオマップ機能により、自分の現在位置を中心にした施設案内、ショーやアトラクションまでの距離や待ち時間などを提供しています。またGPSとAR(拡張現実)カメラを組み合わせることで、特定の場所に登場するキャラクターと一緒に写真を撮ることもできます」と田村氏は説明する(図2)。


© 2012 Sesame Workshop. 
© 2012 Peanuts Worldwide LLC
© ‘76, ’99, ‘12 SANRIO APPROVAL NO. P030104-01
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CR12-2603

コンテンツ開発からインフラまでBIGLOBEの“総合力”を高く評価

これらのサービスの運用基盤に活用されているのが、ビッグローブのクラウドサービス「BIGLOBE Webホスティング」である。同サービスを開業以来活用し続ける理由について、田村氏は次のように述べる。

「パークのWebサイトではチケット販売なども行っているため、インフラには高度なセキュリティが求められます。その点“BIGLOBE Webホスティング”は、高信頼かつ堅牢なセキュリティ対策が施されたデータセンターで運用されており、安心して利用できます」
多様なコンテンツと連動できる点やイベントやキャンペーン時の急激なアクセス増加、利用者拡大に応じたシステム増強にも即座に対応できる点もパークにとっては大きなメリットになる。「クラウド型の“BIGLOBE Webホスティング”なら、こうしたニーズにも柔軟に対応し、高い拡張性を担保できます」(田村氏)。

それに加え、国内を代表する総合ISPとしての実績とノウハウについても高い評価を得ている。

「ビッグローブは総合ISPとしてWebの仕組みや特性を熟知しています。ネットユーザ向けに様々なサービスやコンテンツを提供 しており、そのノウハウには高い優位性があります。Webを使った新たな施策に対して、斬新なアイデアとそれを支える仕組みを一元的に提供してもらっています」(田村氏)。

先述した「ユニバーサル・ワンダーランド」を疑似体験できるコンテンツ、スマートフォンやソーシャルメディアを活用したサービスなどは、こうした期待に応えたもの。「コンテンツの企画・設計・開発・管理、さらにそれを支えるインフラまでワンストップで提供できる“総合力”を高く評価しています」と田村氏は語る。

疑似体験やクチコミ醸成によりパークへの来場促進に大きく貢献

新たな施策は様々な成果をもたらしている。その1つが、ソーシャルメディアの活用によるクチコミ醸成だ。昨年、開業10周年時にタレントの宮迫 博之さんのファンクラブ会長就任イベントを開催した時は、Ustreamでその模様を中継。さらにFacebookやTwitterを使って呼びかけを行ったところ、約5時間で5000件を超える賛同の意見が寄せられた。「新たな取り組みが好感をもって支持され、クチコミ醸成が一定の成果を挙げていることがわかりました」と田村氏は話す。

また「ユニバーサル・ワンダーランド」を疑似体験できるコンテンツはゲストが楽しむだけでなく、来場前の情報収集としても役立っているという。どんなショーやアトラクションがあるのかを具体的に知ることができるので、初めてでも安心して来場できるからだ。

サービス開始後、アクセス数も順調に推移している。「新たな施策がパークの楽しさや世界観の理解を深め、来場促進に大きな役割を果たしています」と田村氏は述べる。

今後はオンラインマーケティングをさらに強化していく。特に利用者が急速に拡大しているスマートフォンやソーシャルメディアを使った施策に力を注ぎ、より便利で楽しいサービスを提供。リピータやコアなファンのすそ野を広げ、アジア屈指のテーマパークの1つとして、さらなる成長を目指す考えだ。

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