複数の追加ディスクを統合した1つのファイルシステムとして利用する方法


こんにちは。システム担当のナマイです。

突然ですが、クラウドホスティングでは、追加ディスクとして、
・標準タイプ(ディスクD1):250GB×4本=1TB
・大容量タイプ(ディスクD2):1.5TB×4本=6TB
合計すると、1サーバに最大7TBの ディスクを接続することができます。

ただ、単純にこの追加ディスクをそれぞれマウントしていくと、最大8本のマウントポイントが出来ることになりますので、アプリケーションがデータを格納する際に、個々のディレクトリを意識する必要が出てきてしまいます。
アプリケーションから見ると、データディレクトリは1つになっていた方が、余計な実装を考慮する必要が無くなる場合もあるでしょう。

ということで、 今回は複数の追加ディスクを統合して1ディレクトリに集約する方法をご紹介したいと思います。対象はLinux OSで、LVMを利用します。

LVMについてはWeb検索していただければ、ご丁寧に解説していただいているサイト様がたくさんありますので、予め参照しておいていただけますとスムーズです。

それでは早速ですが、今回は、1サーバに2つの追加ディスクを接続し、そのディスクを統合して1ディレクトリにマウントするという作業を 実践してみたいと思います。

作業の全体の流れは以下の通りです。


追加ディスクを用意しましたら、まずは物理ボリューム(PV)を作成します。
次に、作成した物理ボリュームを統合して、1つのボリュームグループ(VG)を作成します。
作成したボリュームグループより論理ボリューム(LV)を作成して、それをマウントする、という流れです。

順に試してみたいと思います。

0) コントロールパネルよりディスクを追加(複数個)
まず、コントロールパネルよりディスクを 追加します。
ここではディスクD1を10GB、ディスクD2を100GB追加しました。

1) ディスクの状況を確認
以降はサーバにログインしての作業となります。
df でディスク使用量を確認してみましたが、ここではまだ追加ディスクは見えていません。
fdisk -l で見てみると、追加ディスクが接続されていることまでは確認できました。

2) 物理ボリューム(PV)作成
最初に物理ボリュームを作成します。
1)でfdisk -l にて確認したディスク名(/dev/sdb, /sdv/sdc)を引数にpvcreateを実行します。

3) ボリュームグループ(VG)作成
次に、2つの物理ボリュームをまとめた1つのボリュームグループを作成します。
2)で作成した2つのPV名を引数に、vgcreateを実行します。

4) 論理ボリューム(LV)作成
ボリュームグループから論理ボリュームを作成します。
3)で作成したボリュームグループ名を引数にlvcreate を実行します。

5) 論理ボリューム(LV)のフォーマット
作成した論理ボリュームをフォーマットします。
4)で作成した論理ボリューム名を引数に、mkfs にてフォーマットしました。
今回ファイル形式はext3 にしています。

6) 論理ボリューム(LV)のマウント
フォーマットが完了したら、マウントします。
その前に、マウントポイントとなるディレクトリを事前に作成し、その上で、5)でフォーマットした論理ボリューム名を引数にmount を実行します。

以上で、複数の追加ディスクを1ディレクトリに集約して扱うことが出来るようになりました。

なお、サーバ起動時に自動でマウントされるように、 /etc/fstab にパーティション情報を登録する等の作業も忘れずに実施しておいていただいた方が良いかと思います。

ご参考としていただければ幸いです。

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