Dropmysiteを使って遠隔地にSQLServerのバックアップをしてみた


技術担当のささきです。

2015/2/4にクラウドアプリストアに新しく登録されたDropmysite社のバックアップサービスを使い、遠隔地にMicrosoft SQL Server のバックアップをしてみたいと思います。Dropmysiteを使ったバックアップについては、先日のブログで公開した「Dropmysiteによる簡単ファイルバックアップを試してみた」も参考にご覧ください。

今回のSQL Serverの遠隔地バックアップは、下記の手順で試してみようと思います。
手順1:Microsoft SQL Server のバックアップ
手順2:バックアップデータを遠隔地に複数世代バックアップ
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手順1:Microsoft SQL Server のバックアップ
・SQL Serverがインストール・DB作成された環境を準備
今回の例ではSQL Server がインストール・DB作成された環境があることが前提となります。クラウドアプリストアを利用すれば、SQL Serverインストール済みのWindowsサーバ購入が簡単にできますので、クラウド環境でSQL Serverを利用したい場合にはぜひお試しください。

なお、今回のブログでは下記環境にて試しています。
Windows Server 2008 R2 Standard Edition
Microsoft SQL Server 2012 Standard Edition

・SQL Server エージェントの開始
後の手順にある SQL Server Management Studio の「メンテナンスプラン」でバックアップタスクを管理、自動実行するため、SQL Server エージェントを開始します。SQL Server 構成マネージャー(Sql Server Configuration Manager)を起動し、SQL Server エージェントを選択、右クリックから “プロパティ” を選択し、[ログオン]タブのサービスの状態で “開始” を選択します。また、[サービス]タブの “開始モード” を “自動” に変更します。
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・バックアップタスクの作成
それではSQL Serverの自動実行を行うタスクの作成にとりかかります。なお、ここで作成するバックアップタスクは、SQL Serverを停止することなく実行されます。まず、SQL Server 構成マネージャー(Sql Server Configuration Manager)を起動し、ツリーから [管理] → [メンテナンスプラン] を選択、右クリックし、”新しいメンテナンス プラン” を選択して、任意の名前を指定して [OK] をクリックします。
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ウインドウ左端の “ツールボックス” タブを選択し、「データベースのバックアップ タスク」をデザイナー画面にドラッグ&ドロップします。
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配置した “データベースのバックアップ タスク” をダブルクリックするとダイアログが開くので、バックアップの種類やデータベースを選択します。今回の例では下記で設定してみました。
– バックアップの種類:完全
– データベース:すべてのデータベース
– バックアップ先:ディスク
– “1つ以上のファイルにデータベースをバックアップする” を選択
– [追加]ボタンを押してバックアップ先のファイル名をフルパスで入力
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL11.OBCINSTANCE2\MSSQL\Backup\MSSQL.bak
– バックアップファイルが存在する場合に行う操作:上書き
– バックアップの整合性を検証する:チェックを入れる
– バックアップの圧縮設定:バックアップを圧縮する
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バックアップタスクの設定を行った後、スケジュール設定を行います。ビューの上にあるサブプランからカレンダーアイコンをクリックするとジョブ スケジュールのプロパティウインドウが開くので、スケジュールを設定します。今回の例では下記で設定してみました。
– スケジュールの種類:定期的
– 頻度
– 実行:毎日
– 間隔:1日
– 一日のうちの頻度:1回 4:00
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上記で設定してきたバックアップのメンテナンスプランを保存します。SQL Server Management Studio のメニューから、[ファイル] – [選択されたファイルを上書き保存] を選択し、設定を保存します。

そして、試しに設定した通りバックアップされるか試してみます。ツリーから [管理] → [メンテナンスプラン] → [上記で保存した名前のメンテナンスプラン] を選択、右クリックし、”実行” を選択します。
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メンテナンス プランの実行ウインドウが表示され、”成功” と表示されればバックアップ成功です。指定した場所にバックアップファイルが出力されているかエクスプローラーで確認してみます。
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以上で、毎日1回AM4:00にSQL Serverのバックアップが自動実行される設定が完了となります。手順2では、バックアップされたデータを BIGLOBEクラウドホスティングとは別サイトである Dropmysite に転送して、遠隔地に複数世代バックアップを行う例を試してみたいと思います。

手順2:バックアップデータを遠隔地に複数世代バックアップ
・Dropmysite の準備
まず Dropmysite の設定が必要になります。先日公開の「Dropmysiteによる簡単ファイルバックアップを試してみた」の下記2つのSTEPを参考にDropmysiteにバックアップデータを転送するための設定を行います。
■STEP1:Dropmysiteバックアップサービスの購入
■STEP2:WindowsサーバにてFTPサービスの起動
※FTPサイトのコンテンツディレクトリは、本ブログ手順1の “データベースのバックアップ タスク” で指定した “バックアップ先” のディレクトリを設定します。

・Dropmysiteでのバックアップ設定
バックアップ設定についても、基本的に「「Dropmysiteによる簡単ファイルバックアップを試してみた」の “■STEP3:Dropmysiteにてファイルバックアップの設定” を参考に設定しますが、1点だけ “バックアップの登録” 部分を SQL Server のバックアップ設定に合わせ、下記のように設定します。
– フォルダ:/ (※IISのFTPサイトのコンテンツディレクトリにSQL Serverのバックアップ出力先ディレクトリを設定する場合)
– バックアップ世代数:最新のバックアップ7世代を保存
– バックアップ間隔:1日1回
– 開始時刻:06:00 (手順1でSQL Serverのバックアップを4:00に実行するようスケジューリングしたため、そのバックアップが終わっているであろう時間を設定)

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以上で Dropmysite への遠隔バックアップの設定が完了しました。今回設定したバックアップは下記のようなイメージになります。

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今回試したように、Dropmysite を使えば、非常に簡単に複数世代の遠隔バックアップの実施やバックアップデータのリストア(復元)もできますので、ぜひお試しいただければと思います。一点補足となりますが、バックアップの設定を行う場合には、万が一の場合でもデータ復旧が確実に行えるようにバックアップデータからデータ復旧ができることをご確認いただくことをお勧めします。

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