[奉行クラウド構築③]奉行10シリーズをインストールしたサーバからローカルプリンタに印刷してみよう


こんにちは、ビッグローブの技術担当です。

前回まで(構築①構築②)の2回で業務サーバパックを使い、サーバ2台構成で奉行10シリーズ(勘定奉行)を実際にインストールしてみました。今回は構築したサーバにクライアントPCからリモートで接続してアプリケーション(エクセル)を起動し、サンプルデータをローカルプリンタに印刷してみようと思います。

■今回の作業概要

勘定奉行から帳票データ等を出力して、ローカルプリンタに印刷できることを確認できれば良いですが、今回は残念ながらそこまでの確認ができません。そこでサーバ側でエクセルをRemoteAppで公開し、クライアントPCからエクセルを起動して、サンプルデータとして用意しておいた帳票データをローカルプリンタに印刷したいと思います。以下の手順で作業を行います。

1.奉行10シリーズでRD Webアクセスする場合
1-1.エクセルをRemoteAppで公開する
1-2.クライアントPCから1-1.で公開したエクセルを開き、サンプルデータを印刷する
2.奉行i8 for クラウドもしくは構築支援ツールを使わないでRD Webアクセスする場合
3.まとめ

1.奉行10シリーズでRD Webアクセスする場合
1-1.エクセルをRemoteAppで公開する

勘定奉行をインストールした奉行10シリーズ用サーバにリモートデスクトップ接続でアクセスします。

サーバーマネージャーを起動し、リモートデスクトップサービスをクリックします。今回追加されたコレクションを選択し、画面中央のRemoteAppプログラムの「タスク」ボタンをクリックし、「RemoteAppプログラムの公開」をクリックします。
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RemoteAppプログラムの公開で一覧からエクセルを選択します。これでエクセルをRemoteAppで利用することができます。
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1-2.クライアントPCから1-1.で公開したエクセルを開き、サンプルデータを印刷する

クライアントPCからブラウザで勘定奉行にアクセスしてログインします。(https://奉行サーバのIPアドレス/rdweb)そしてエクセルを選択します。
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進めていくと以下の確認画面が出ます。デフォルトでローカルプリンタにアクセスできるようにチェックが入っていることが分かります。
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エクセルを起動して“ファイル>開く”でサンプルデータを表示してみます。
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印刷画面を開くとプリンタ一覧にローカルプリンタが表示(リダイレクト)されていることが確認できます。
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実際にローカルプリンタから印刷することができました。特別な設定をすることなくローカルプリンタが認識(リダイレクト)されることが分かりました。

2.奉行i8 for クラウドもしくは構築支援ツールを使わないでRD Webアクセスする場合

業務サーバパックを利用して奉行10シリーズをインストールする際にOBC社の構築支援ツールを使わない場合、RD接続ブローカーやRD Webアクセス、RDセッションホスト等の役割と機能を自分で追加する必要があります。Windows Server 2012 R2のRemoteAppで公開したプリケーションをRD Webアクセスを使って起動する手順をクラホスブログ、手順書に公開していますので参考にしてみてください。

上記手順によりRemoteAppでエクセルを公開して、同様にサンプル帳票を開いて印刷してみましょう。
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すると先ほどと同様にローカルプリンタを選んで印刷することができますね。
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奉行i8 forクラウドの業務サーバパックを使った場合はWindows Server 2008 R2となりますが、同様にRDセッションホストやRD Webアクセス、RD接続ブローカー等の役割サービスを追加する必要があります。

サーバーマネージャーを開き、「リモートデスクトップサービス」をクリックします。
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「役割サービスの追加」をクリックします。
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今回は「リモートデスクトップ接続ブローカー」と「リモートデスクトップWebアクセス」を選択します。
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以下の確認画面が出ますが、そのまま進めていきます。
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以下の確認画面で「インストール」をクリックします。
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無事インストールできたら「閉じる」をクリックします。
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引き続き帳票印刷の確認用にエクセルをRemoteAppで公開する設定を行います。サーバーマネージャーを起動してRemoteAppマネージャーを選択します。メニューの「操作」をクリックして、「RemoteAppプログラムの追加」をクリックします。
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Excel 2013をチェックして「次へ」をクリックします。
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Excel 2013が追加されているのでクリックしてフォーカスし、その上方にある「.rdpファイルの作成」をクリックします。
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画面の指示に従って進めていき、エクセルの.rdpファイルが作成されます。
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エクセルの.rdpファイルをコピーしてクライアントPCのデスクトップにコピーします。
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クライアントPCからエクセルを起動する前にDomain Usersグループが奉行用サーバにリモートデスクトップ接続できるように設定します。コントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」をクリックします。
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「リモートアクセスの許可」をクリックします。
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リモートデスクトップのオプションを選択してから「ユーザーの選択」をクリックします。
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「詳細設定」をクリックします。
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「検索」をクリックして検索結果の一覧からDomain Usersを選択します。
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これで設定は完了です。実際にエクセルを起動してみましょう。

EXCEL.rdpファイルをダブルクリックすると認証画面が出て、エクセルが起動できます。同じようにローカルプリンタを選んで印刷することができますね。
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3.まとめ

奉行10シリーズや奉行i8 for クラウドの場合、標準でWindowsサーバのRDSの接続機能を利用しているためエクセルで帳票等を印刷する場合、クライアントPCで設定されているローカルネットワーク上のプリンタに出力できることを確認しました。

デフォルトの設定でローカルネットワークに接続されたプリンタを認識(リダイレクト)してくれるので特別な設定を追加で行う必要は基本的にありません。普段使っているプリンタから勘定奉行の出力データを印刷できます。

3回にわたってご紹介してきました“奉行10シリーズをインストールしてみよう”シリーズはいかがでしたでしょうか?業務サーバパックを活用すればサーバの構築、インストール作業の手間が減らせることをご理解いただけたかと思います。また、システムを利用する側にとって重要な帳票等の印刷に関しても、クラウド版のパッケージを利用すればWindowsサーバの標準機能によりローカルプリンタに印刷できることが確認できましたね。

今回ご紹介したブログの記事が少しでもお役に立てれば幸いです。最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。

図3

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